2022年8月11日、「山の日」に海に行ってきました!(爆)
前回(2021年8月)の潮干狩りに続いて、9月にも潮干狩りをしてレポート予定でしたが、天候に恵まれず流れてしまいました。
今回は、翌2022年8月11日に行った千葉県・ふなばし三番瀬海浜公園での潮干狩りのレポです。


時間がだいぶ経過していますが、天候や収穫量の記録を兼ねて振り返りたいと思います!
コロナ禍の夏、快晴でも閑散とした干潟で潮干狩り


この日は8:30頃に現地到着。
真夏の快晴に恵まれた海にも関わらず、三番瀬の様子はご覧のとおり、ほぼ独占状態。
びっくりするほど閑散としていました。
思い返せば、この頃は海の波よりもコロナの波が恐ろしかった頃。
外出やレジャーを控えるご家庭が多かった時期でもあります。
我が家は、海なら「密」になることもないし、家に籠もっているより健康的だろうということで、逆の発想で出かけた記憶があります。


マスクの必要もまったくない干潟で、潮干狩りスタート。
“干潟のお掃除屋”こと「アラムシロ」の大量発生


歩き進むにつれ、去年一昨年にはない異変に気づきました。
干潟ではカニや小さい魚などいろいろな生物が目に見えますが、この日はやたらと表面に巻貝がいるのが目につきました。


このアカエイ?のような魚の死骸を取り囲む大量の巻貝を見た時はゾッとしました。
家に帰って調べると「アラムシロ」という肉食貝ということがわかりました。
大量の巻貝が気になりつつも、絶好の狩り場タイム到来。
旦那さんはホンビノス貝を探しに沖へ進み、私はマテ貝を探しに。


マテ貝がいない…どこにもいない…


いざ、マテ貝収穫スポットで掘り始めました。
ところが。



なんか変。
去年まで掘れば見つかっていたマテ貝ちゃんが全然いない…
探せど探せど、マテ貝が見つかりません。



去年私が捕獲しすぎたかな
などと頭がよぎるほど、マテ貝の姿が見当たらず。
3時間ほど粘って収穫できたのが、


旦那さんも、12時すぎに戻ってきました。


ホンビノス貝は、なかなかの収穫量でした。


旦那さんがホンビノス貝をたくさん捕獲してくれたのが救いでしたが、
期待に胸膨らませていたマテ貝の収穫が想像以上に少なく、肩を落として帰途へ着きました。



ショックで写真の量もいつになく少なめ
今回の潮干狩り収穫量第1位は、ホンビノス貝!













収穫量は少なかったけど、自分達で収穫した貝は一際美味しいです
マテ貝激減の理由は、青潮の発生だった!?
当時、マテ貝の異様なまでの収穫量激減が気になり情報収集をしたところ、
前年2021年11月に、三番瀬でマテ貝が大量死していると写真で報告されているブログを発見しました。
この情報をもとに、「2021年 三番瀬 青潮」 で検索をかけると、
2021年7月28日に青潮が発生し、アカエイをはじめとする三番瀬の生き物に大きな被害が出たことが、「ふなばし三番瀬環境学習館」のホームページに記録されていました。
私達は、2021年7月25日と8月22日に三番瀬に潮干狩りに行っていますが、
その時は収穫量に問題を感じていなかったので、その後の青潮がマテ貝を直撃したのでしょうか?
さらに調べると、
2021年は7月に1回(上記7/28のことですね)、9月に2回、10月に1回、東京湾で青潮が発生したとのデータを発見しました。
青潮の発生によって海水が無酸素状態になり、生物が死んでしまうのだそうです。



マテ貝ちゃんが激減した謎が解けました…
青潮被害の情報を得たことにより、今回の潮干狩りでの違和感としてお伝えした“干潟のお掃除屋”「アラムシロ」大量発生も、干潟の生態トラブルと関係している現象なのだと気づきました。
潮干狩りを始めると、生き物は当たり前にそこにいるわけではなく、
過酷な自然の中で生き抜いたものだけが生き残っているんだと実感します。
今回も、潮干狩りの有料期間はとっくに過ぎているので、
今日採れた貝は無料で持ち帰ることができました。
アサリはスーパーでも手に入りますが、マテ貝に出会えるチャンスはないに等しいですから、
今後の復活を願って、定期的に潮干狩りを続けていきます!