【はじめに】この記事は、こんな宿をお探しの方におすすめ
- 能登で評判のよい、おすすめの宿を探している
- 手ぶらで釣りが楽しめる旅館に泊まりたい!
- 大人が満足できる旅館でありながら、小さな子どもも受け入れてくれて、親子で満足できる
- 大切な人との記念旅行、自然に囲まれた景色の良い宿で、静かにゆったり過ごしたい
- 料理が美味しいだけでなく、スイーツにも手を抜かない、女性ウケのよい宿を探している
- コロナなどの感染リスクの少ない宿で、できるだけ他人と接触せずに過ごしたい
ゆにこんです。
今回リポートするオススメ宿は、石川県の能登半島・九十九湾にある 百楽荘です。
こちらの宿は、九十九湾に面しており、敷地内で釣りを楽しめることでも有名です。
エントランス・外観
百楽荘は、九十九湾を見下ろすロケーションで建てられており、公式サイトのトップページをみると、その自然に溶け込んだ雰囲気が伝わってきます。
エントランスまでのアプローチは坂になっています。
能登 九十九湾 百楽荘を選んだ3つのポイント
1. 最高のロケーションで、手ぶらで釣りができて、釣った魚を調理してくれる!
百楽荘の宿泊客は、敷地内の九十九湾で釣りを楽しむことができます。
ここに以前宿泊したことがある旦那さんイチオシの宿ということで、能登に旅行に行く機会ができたら泊まろうと決めていました。また、任天堂のゲーム「どうぶつの森」で釣りに目覚めた娘に釣りを体験させたかったこともあり、釣りも必ずやろうと決めていました。
こちらは、チェックイン後の釣り桟橋の様子。
この日は分刻みで予定を詰め込んでいたので、17時すぎのチェックインとなってしまい(汗)、到着早々釣りを開始。夕食時の調理に間に合う18時30分まで1時間強、夢中になって楽しみました。小アジやメジナなどが釣れました。
続いて、早朝時の釣りの様子。
清々しい天気で本当に気持ちが良い空気の中で、朝食時まで釣りを楽しみました。
釣果は前夜と同じくらいでした。視界には無数の魚が目に入るのに、なかなか引っかかってくれず、思っていたほどには釣れませんでした(笑)
釣った魚は、夕食や朝食時に調理してもらって食べることができます!
釣ったメジナを塩焼きにしたり・・・
釣ったアジをフライにしたり・・・
小さなアジは唐揚げに変身♪
子ども達に、自分で釣った魚を食べるという体験をしてもらいたかったので、無事釣れて、とてもよい経験となりました。
個人的には、こんなにも穏やかで素敵なロケーションで釣りが楽しめるのは大きなPRポイントだと思います!
HPでは釣りに関する情報が集約されていなくて何度か問い合わせたりもしたので、以下にまとめておきます。
◎釣りができる時間
宿泊日の11:30から、チェックアウト日の14:30までの間(宿泊中の夜間も含めて)自由に釣りができます。
夜間はライフジャケットの着用が必要です(無料貸与)。
◎釣り道具の持ち込み、レンタルについて
釣り道具は無料で持ち込み可能です。また、有料で釣り道具のレンタル、エサの購入が可能なので、手ぶらで釣りが楽しめます。
レンタルでは「1本釣りセット」と「サビキ釣りセット」の2種があり、竿・針・エサ・カゴ・バケツが1つずつ貸与されます。
公式サイトには、釣セットレンタル料:1,650円~2,750円 とありますが、料金は変動する模様。
私がレンタルした時は、サビキ釣りセットが1セットで2200円(税込)、追加のアミエビが1袋で660円(税込)でした。
そのほかに、針やカッパ、持ち帰り用の発泡スチロール箱、追加のエサ(オキアミ、アミエビ、青虫、エギ)などを購入することもできます。
1人(釣り竿1本使用)につき3000円程度の予算を想定しておくとよいと思います。
レンタルした釣り竿やバケツは翌日まで引き続きレンタル可能ですが、エサは傷んでしまうので翌日に持ち越すことができません。翌日も釣りを楽しむ場合は、別途購入が必要です。
◎釣れる魚と釣れる時期について
百楽荘では、1年中釣りができるため、釣れる魚も種類豊富です。
私達は、アジとメジナが釣れました。
スズキやクロダイは目視で確認できましたが、釣ることはできませんでした(笑)
表にはありませんが、宿のブログを見るとフグを釣っている人もいますね。
魚によって釣り方やエサも変わってきますし、サイズが大きい魚を狙うには、そこそこ訓練が必要そうです。
◎釣った魚の取り扱い、加工料金について
釣り堀ではなく自然の海で釣る魚ですので、釣果に応じた料金はかかりません。
釣りたい分だけ釣り、不要ならリリースし、持ち帰りたい場合は持ち帰り可能です。
また、釣った魚を食べたい場合は、有料で加工してもらうことができます。
釣った魚を夕食で食べたい場合は、当日の18:30までに、朝食で食べたい場合は、宿泊当日中にフロントに持ち込みが必要です。チェックアウト日に釣った魚や、毒性があるなど加工に不向きな魚は加工できないので注意しましょう。
魚の加工料については、公式サイトの釣りページやQ&Aによると「おひとり様3匹までは無料」とあるのですが、実際にかかる費用は、調理法や大きさなどによっても変動するようです。
宿泊時点の情報としては、
でした。
余談ですが、今回は
夕食に 小アジ 5匹(唐揚げ)
朝食に 中アジ 1匹(フライ)、メジナ 1匹(塩焼き)
の加工をお願いして、魚加工料の請求額は 935円(税込)でした。
上記の方法で計算すると微妙に請求額と合わなかったので、大きさなどで微妙に金額が変わる可能性があります。
2. 施設全体が自然に溶けこみ、ゆったり過ごせる
百楽荘は、サービスが充実しているハイセンスな旅館でありながら、まるでキャンプで体験するような、自然と一体化した雰囲気を提供してくれる旅館です。思わず時間を忘れ、自然な時の流れを感じさせてくれます。
「自然」と「利便性」は本来相反するものですが、その2つが共存していて、何泊もしたくなるような居心地のよさなのです。
3. 料理だけでなく、デザートのクオリティも高い!
百楽荘の料理は、地元の食材をふんだんに取り入れた創作会席です。
見栄え、器にもこだわりを感じさせ、ボリュームも満点。
料理も素晴らしかったのですが、何より感動したのが、デザートのクオリティの高さです!
こちらは夕食時の最後に出てきたスイーツ、その名も「禁断の果実 知恵の実・・・」!
まず、この見た目の完成度の高さに目を見張りました!
旅館のコース料理のデザートで、こんなにも手の込んだケーキが出てくることはめったにないのでは?
実は、この時すでにお腹がキャパオーバーで箸が止まっていたのですが、見た瞬間どうしても食べてみたくて、頑張って食べました(笑)
青りんごを模したフォルムの中は、スフレのようなふわふわ軽やかな食感のレアチーズケーキ?
スポンジはなく、すべてがクリームで作られた、かなり濃厚な甘さでした。クリームだけでどうやって成形したのかと、マジマジと観察してしまいました(笑)
さらに、翌朝の朝食時のデザートとして出てきたのが、こちらの百楽荘オリジナル「生ぷりん」。
このプリンが、あまりに私好みで美味しすぎて目が飛び出そうでした(笑)
そのまま・シロップ・塩、の3パターンで味変ができますが、そのままでもトロットロの食感で十分美味でした。
夕食のデザートといい、この生ぷりんといい、その世界で修行した、技術の高い職人でなければ作れないクオリティです。
接客係の方に聞きそびれましたが、専門のパティシエさんの技と思いますね!
公式サイトでは地元の食材や魚介のアピールがメインで、スイーツにはまったく触れられていませんが、
ゆにこんとしては、この点もおすすめポイントとして挙げたいと思います!
夕食
ちなみに、夜のコースメニューは和洋折衷の展開。
どれも創意工夫を感じられる内容でとても美味しかったです。
お腹が苦しいと思いながら食べるのはもったいない美味しさで、できることなら途中でお腹をリセットして食べ直したかったです
朝食
朝食は屋内の個室でした。
和食御膳で、朝食もボリューミィで完食ならず。
客室・浴場
今回宿泊したのは、スタンダード客室。
百楽荘は、記念日やお祝い、特別な日を過ごしたい方にお誂え向きな宿ですが、今回の私達は「宿で釣りがしたい」だけの小さな子連れ旅でしたので、費用は抑えつつ満足度を追求。
事前にチェックしたとおり、スタンダード客室でも十分に満足できました(むしろ、この客室で最低ランクということが、百楽荘のクオリティを物語っていると思います)。
ちなみに、今回は2ヶ月前に早割で予約したため、かなりお得に宿泊できました。1ヶ月前に同じプランを見たところ、私が予約した2倍の値段になっていたので変動幅のギャップに驚きました。こちらの宿は、こまめに価格変動をチェックしたほうがよさそうです。
大浴場へは、地下の洞窟路をとおって進みます。
洞窟風呂は、男湯と女湯の両方にあるわけではないようで、夜と朝の交代で利用する形となります。
まとめ:総評
以上をまとめると、能登 九十九湾 百楽荘の総合評価は下記のとおり。
総合評価は、☆5です!
ところどころ惜しい部分(※下記)はあるものの、リピートしたいかと聞かれたら今すぐにでも行きたいほど魅力的な宿なので、その想いを上乗せした総合評価となります(笑)
カップル旅行、大人女子旅、記念日旅行、高級感のある旅館で釣りを楽しみたい方に、ぜひおすすめです。
子ども達から「また行きたい!」と何度もせがまれるほど、釣りが楽しく居心地のよい宿でした☆
※惜しいと感じた部分は2点ありました。
1つは大浴場。他の良い意味でのインパクトと比較すると、「普通」な印象でした(決して悪くはないですよ!)。温泉ではないこともありますが、スーパー銭湯みたいな「人工的」な雰囲気です。
もう1つは、旅館スタッフの連携不足や確認ミス。正直なところ不安を感じる場面が何度もあり、この点だけ評価すると☆2くらいになります。サービス評価やコスパ評価を☆4としたのは、その他は素晴らしかったのですがこの点を考慮しての減点です。
具体的には、事前の電話で宿泊内容を確認し、食事時間なども伝達していたのに、当日チェックインの時にその話がスタッフに共有されていなかった/1泊なのに翌日のランチなどを聞かれて「?」となっていたら、連泊処理されていた(旅館側のシステムエラー・メールの確認ミスということで謝罪)/レンタルした釣り道具を翌朝も使いたかったため、フロントに預けていたのに翌朝なくなっていて、再度新たに用意してもらったこと、です。
スタッフの方々にはホスピタリティを感じましたし、ミスはしっかりと対応いただき、特に不満を残すことなくチェックアウトできたので良しとします。
ただ、実際にこのような不備があったのは事実なので、スタッフサービスの質にこだわる方は心に留めておかれるとよいかもしれません。
アクセスについて
〒927-0552 石川県鳳珠郡能登町越坂11−34
TEL 0768-74-1115
車で:金沢から のと里山海道始点「内灘IC」~終点「能登空港IC」~能登空港IC~珠洲道路約20分、上町交差点を宇出津方面へ約10分、R35で約10分
タクシーで:能登空港より『ふるさとタクシー』で30分¥1,300 *要予約
公共交通機関で:金沢駅西口『特急バス』2時間半 ※特急バス バス停まで無料送迎
駐車場有り 有り 無料 予約不要
こちらの宿は、できれば車移動がおすすめです。
可能であれば平日を狙っていくのがおすすめ!
いかがでしたでしょうか?
引き続き、おすすめの宿や旅レポなどを発信していきます♪
▼今回レポートした宿の情報詳細はこちら▼
能登 九十九湾 百楽荘