能登かきを求めて、のと里山空港から車で直行
ゆにこんです。
先日、はじめて石川県を旅してきました!
4泊5日の旅路で最初に訪れたのが、今回レポする「かき処 海」です。
七尾湾で育った「能登かき」を炭火焼き、カキフライ、蒸しがき、天ぷら、などにして楽しめるとのことで、お腹をすかせてスタンバイ。
のと里山空港からレンタカーに乗り、南へ30分ほど直行して到着しました。
「かき処 海」は人気で予約推奨店とのことで、1ヶ月前に電話予約して訪問しました!
開店前の10:40と少し早めの到着。お店向かいの駐車場に車を止めます。
開店まで周辺を散歩していると、早速磯の香りに包まれてきます。
川辺では、牡蠣の水揚げ処理をしている方々がいました。
膨大な牡蠣殼の量です!
これだけ捕れるのですから、地元の方は嫌というほど食べているかと思うと羨ましい限りです。
開店前に「かき処 海」から徒歩1分の場所にある、「下村水産」で生牡蠣をお土産に買う予定だったのですが、あいにく閉まっていました。
Googleの情報によると、平日は9時から毎日開店しているはずでしたが、、、不定休とのことで、残念。
下村水産の牡蠣は通販でも買えるようなので、あきらめがつきました
戻るとお店が開いていたので、早速店内へ。
店内は、テーブル席とお座敷の2パターンがあります。
私たちは子連れでしたので、お座敷を指定しました。
テーブルに炭火スペースがあって、目の前で牡蠣を焼きながら食べることができます。
私たちが行った平日の水曜日は空いていました。
開店後、食事を終えるまでの客は私たち含め3組でした。
「かき処 海」のメニューと今回注文したお品
メニュー表(夏季バージョン)
私たちが訪れた6月は、夏季で岩牡蠣がメインとなります(冬は真牡蠣)。
ここは一年を通してかきを楽しめるエリアのようです。
この他に、えびフライなどの単品メニューもありましたが撮り忘れています(汗)。
文字がほんわかとしていて読みやすく、好感がもてますね。
注文したメニュー一覧
今回注文したメニューをオススメ順に並べると、以下のとおり。
1位 かき菜あげ(5コ)800円
2位 焼がき(10コ)1,300円
3位 かきフライ定食(かきフライ5コ、むしがき1コ付き)1,200円
+かきごはん変更(+150円)
4位 えびフライ定食 1,200円
合計4,650円
では、1つずつレポしていきます!
私は牡蠣が大好物なのですが、牡蠣であたったことが18回もあるというツワモノ!!!
さすがに旅行初日に生牡蠣を食べる勇気はなく、火を入れたものだけいただきました。
※当初、旅程で能登かきを食べるプランはなかったのですが、ある事情でこの店を訪れることになりました(理由は最後)。
「かき処 海」で注文必須のおすすめメニューは、かき菜あげ!
1位 かき菜あげ(5コ)800円
下調べで気になっていたのがこちら。
頼む決心をしていたのに、他のお客さんの卓上にあるのを見て頼み忘れていたことに気づき、最後に慌てて注文しました(笑)
一般的には、磯辺揚げ?青のりの天ぷら?に近いお品でしょうか。
公式サイトによると、
とあります。
中島菜というのも初耳です。能登の伝統野菜のようですね。
牡蠣を食べたことは数あれど、天ぷらにして頂いたことがなかった私。
かじった瞬間、これは頼んで大正解!と舌鼓。
大きめの粒で、火の通りが絶妙なあんばい。
外はサクッと、中はトロっとクリーミィで、何個でも食べられる美味しさでした!
奥左がマヨポン酢、右が抹茶塩。
どちらも美味かったですが、どちらかといえば、マヨポンに軍配があがるかしら?
味と食感は脳にインプットしましたので、家でもぜひ挑戦してみようと思います。
七尾湾エリアには能登かきを提供する飲食店が多数ありますが、
かき菜あげを提供している情報を得られたのは「かき処 海」だけでした。
店を選ぶ決め手となった1つで、実際間違いない逸品でした!
2位 焼がき(10コ)
焼がきは10コからの注文となっており、眼の前で炭火で食べたい場合はこれ一択です。
大皿に10コの牡蠣が殼のまま届きます。
初めてのことで勝手がわからない私たちに気づいた店員さんが、声をかけてくださり、レクチャーしてくれました。
焼き始めてから5~6分で食べ頃だそうです。
やってみるとわかるのですが、牡蠣を殼ごと焼くと、煮汁が炭火に落ちてパンっ!という激しい音がします。
炭が舞い上がり、時には破片が飛んできて危険です。
音が鳴り出す=煮汁が滴っている→食べ頃のサインなので、
危険回避と、牡蠣の焼きすぎ防止をかねて、網の端に牡蠣殼を避難させましょう。
ぐつぐつしている様子はこちら。見てるだけでおいしそう…
焼きたての殼は熱いので軍手で抑えながら、ナイフを入れて殼を開けます。
味付けは不要!そのままでも塩としょうゆで味付けしたかのような味わいです。
生牡蠣は1コ1500円で販売されるものもあるのに対し、こちらは10コで1300円でしたので、サイズは全体的に小ぶりでした。
雰囲気を味わいたい場合や、焼きたてをいただける臨場感は最高ですよ。
3位 かきフライ定食(かきフライ5コ、むしがき1コ付き)1,200円
+かきごはん変更(+150円)
こちらの定食では、かきフライ、むしがき、牡蠣の小鉢、かきごはん、と4種類のかき料理を楽しめます。
この中で一番印象に残っているのは、かきごはん。
牡蠣の風味をしっかり感じられる炊き込みで、むき身の形も見える大きさです。
数量限定なので、注文できるようならぜひおすすめします。
※おそらく、単品の「かき釜めし」(1000円)と同じ内容と思われます。
メインのかきフライは、意外と普通でがっかりしました(汗)
期待したよりも小粒でジューシー感もあまりなく…。
家庭のかきフライと特段違いが感じられなかったです。
さらに、添えてあるタルタルソースがボソボソしすぎて、かきフライにうまく絡みません(汗)
クリーミィで、思う存分ツケツケできるくらいが個人的には好みです。
同じ揚げものなら、かき菜あげのほうが身も大きくプリプリクリーミィで圧倒的においしかったです!
※むしがきは1コのみで、旦那さんが食べたいとのことで譲りました。
(旦那さん的には、焼がき>むしがき だったそうです。)
小鉢の牡蠣も、これといった印象は残りませんでした。いかにも余り物風で、完食できず。
小鉢の野菜は不明ですが、柔らかい食感と独特な味わいでおいしかったです。
さらに印象ダウンにつながったのが、お味噌汁。
だしが効いていない薄味で、具もねぎだけ?豆腐もあったかな?いずれにせよ適当感が漂います。
美味しく感じられなかったので残しました。
漬物のたくあんは、漬物好きの子どもにあげたところ、しょっぱすぎて食べれないと言われて、これも残しました(汗)
汁物や漬物は、「名脇役」となるかどうかが定食のポイントだったりしますよね。
逆にいうと、こだわった分だけ定食の価値を底上げしてくれるものだと思うので、もう少し頑張ってほしいところです。
4位 えびフライ定食 1,200円
えびフライ定食は、子ども用に注文したものです(子どもが食あたりを起こしたら大変なので…)。
サイドは先述のかき定食と同じ。
海老は長めでややスリムなフォルム。
子どもたちには大好評でした。
味見したところ、中のエビはぷりぷりでしたが、衣がなぜかスーパーのお惣菜風でした…。
スタイルはいいのに服がダサい人みたいで非常にもったいないです。
子どもに「食べたい!」と言われない限り、わざわざ頼むことはないでしょう。
次回行くとしたら、定食は頼まずに「焼きかき」「生牡蠣」「かき菜あげ」「かきごはん(かき釜めし)」等、アラカルトで責めると思います。
まとめ:総評
以上をまとめると、「かき処 海」の総合評価は下記のとおり。
総合評価は、☆3です!
能登かきを提供する飲食店を初めて訪れたので、比較対象がなく、絶対評価的な採点です。
◎味については総合的に可もなく不可もなく、という印象でしたが、
◎コスパは良くも悪くもなく、内容に対し妥当な価格設定と感じます。
◎オリジナリティは、他店を知らないので☆3としました。ここでなければ食べられない看板メニューの推しはなかったように思います。個人的には「かき菜あげ」をもっと推したらよいのでは?と感じました。
◎サービスは、店員さんが親切で提供時間もスムーズで(空いていたからか?)、ストレスなく過ごすことができました。
子連れで行っても大丈夫です。お子様が小さければお座敷を指定&焼きかきに注意しましょう。
参考までに、我が家の滞在時間は50分くらいでした。
◎立地は、のどかな町の川沿い。車で訪れる方がほとんどと思われます。調べると最寄り駅(能登中島駅)から徒歩10分程度の場所にあるようですので、公共の交通機関を使って行くことも可能と思います。
七尾湾周辺には能登かきを提供するお店が他にもたくさんあるので、能登を再訪した際は違う店にも行ってみたいです。
アクセス
〒929-2241 石川県七尾市中島町浜田ツ21
TEL 076-766-1594
駐車場有り 有り 無料
定休日:木曜日
のと里山空港から車で約30分です。
できれば予約がオススメ。
平日なら予約なしでも入れるかも!
おわりに:このお店を選んだ理由(能登の旅の注意点も)
記事の途中でも触れたように、牡蠣にあたるのが怖かったことと、七尾方面に向かう翌日以降は寿司と焼肉を食べる予定があったので、当初能登かきを食べることはあきらめていました。
しかし、プランを組むにあたり細かく調べていくうちに、ある重大な問題に気づいたのです。
それは、能登半島から七尾エリアの飲食店は、「水曜定休」が多いということ!
それに気づいたのは、輪島の朝市がきっかけです。
初日は能登半島を巡る予定で、まず空港から北上して輪島の朝市に向かい、知る人ぞ知る寿司屋でランチを取る予定でしたが、
なんと私たちの旅の初日は、ちょうど輪島朝市の定休である「第2・第4水曜日」にあたる日だったのです(涙)
これを受けてか、能登半島の飲食店は、水曜定休で足並みを揃えているもよう…。
気づいていなかったら無駄足になるところでした。
下調べ、重要です!
さらに、羽田ー能登の着陸便は1日2便のみで、午前便だと9:50の到着一択になりますが、
水曜日にランチ営業しているわずかな店も大抵11時以降の開店のため、その間手持ち無沙汰になってしまう状態でした。
そこで、①口コミ評価が高く、②水曜営業していて、③早めのランチがとれる店を探しました。
ふと、七尾の能登かきを食べるとなったらどうだろう?と、検索範囲を広げたところ、
水曜営業していて、10:45と早くから開店していて、口コミ評価も高いお店が「かき処 海」だった(条件一致!)というわけです。(加えて、他店の情報では見つからなかった「かき菜あげ」を食べてみたいと思いました)
水曜日から能登半島の旅を予定する方は、ぜひともこの点に注意して計画してください!
いかがでしたでしょうか?
引き続き、石川の旅レポを発信していきます♪