ゆにこん@元コスヲタです。
今回は、大人気ロングセラー化粧水である、アルビオンの”スキコン”こと薬用スキンコンディショナーエッセンシャルの偽物と思われる商品がフリマアプリで出回っている件についてご紹介します。
フリマアプリでアルビオンのスキンケア商品(スキコン以外にも、フローラドリップも怪しいの多いです)の購入を検討している方は、ぜひチェックしてください!
ロングセラーも納得の逸品、それがスキコン
独身時代は「顔が7つあっても足りない」とぼやくほど大量のスキンケア・メイクアイテムを保有するコスメオタクでしたが、子育てが始まってからは、基本すっぴん、化粧水をぬる暇さえ惜しむ日々。。。
一時は買い物ついでに目に入ったダイソーの化粧水や大容量のハトムギ化粧水でいいやというレベルにまでなりました。
そんな私でも、やっぱりこれは欠かせない!と買い直したスキンケアアイテムの1つが、
アルビオン 薬用スキンコンディショナー エッセンシャル。
ミルキーはママの味~♪の化粧水版といいますか、
おかあさんのにおいと表現したくなるような、どこか懐かしくて嗅ぐと落ち着く独特の香り。
(もしかしたら私の母も使っていたのかも?)
白濁したしっとりテクスチャーで、コットンに含ませて拭けば角質は落ちるし、もっちり潤う。
本来は、同ブランドの乳液を先行で使うのですが、
これだけ使っても、やはり安い化粧水とは明らかに質が違うと実感できる逸品です。
スキコンの偽物が出回っている?!
さて、ここからが本題。
先日、ふとメルカリやラクマなどフリマアプリでスキコンを検索したら、
これは偽物では?怪しい…と思う商品が大量に出品されていることに気づいたのです。
実際、アルビオンでも偽物の注意喚起がなされています。
通販サイトでも偽物の販売が確認されているようです。
スキコンの長年のファンとして、
フリマアプリの玄人(各種アプリ合わせて数千件の取引実績)として、
この事態は見逃せないと思い、フリマアプリでの怪しい商品の見分け方を記事にすることにしました。
私はスキコンは素晴らしい商品だと思っているのですが、
@cosmeやフリマアプリ、通販サイトで
「私には合わなかった」「ぜんぜん潤わない」といった口コミの一部には、偽物を使ったからでは?という懸念があるので、偽物で判断せず、本物の商品を試してほしいという思いも込めています。
購入前の注意ポイント① 販売価格が定価よりかなり安い
購入する前に、市場での価格相場を確認しましょう。
まず、スキコンはロングセラー看板商品のためセールになりません。
出品側からすれば、正規ルートで購入したスキコンを出品すると定価で売っても送料や手数料で赤字になるということを念頭におけば、新品で定価以下、それも圧倒的な安値で出品されているものはその時点で怪しいと思えるはずです。
では、安く売られている場合、その理由を多いであろう順に挙げてみます。
- 偽物(模造品)だから
安く大量に仕入れ、本物より安く売ることが目的の違法・粗悪品です。 - 中古品・長期保管品だから
開封しているものは当然定価より安く出品されていますし、長年保管していたものは品質劣化の可能性があるため安く出品されているケースがあります。 - 海外からの並行輸入品だから
スキコンは海外パッケージ(日本製)が存在します。表面は同じですが、裏面の説明表記に英語が併記されています。日本製なので中身は同じで飛びつきたくなるほど安くなっているわけではありません。 - いただきものだから
自分の懐は傷んでいない&もらいものを換金するということで、少し安く出品されているケースがあります。 - アルビオンの社割で購入したから
アルビオンの販売員になると、自社商品を3割~5割引で購入できますが、横流しがバレると問題になるのでそこから利益を得るために転売する人は少ないと思います。
昔は販売契約店が割引価格で仕入れて多少安くネットで出品しているケースもあったようですが、メーカーから契約無効など厳しい処分を受けるためそうした裏技はなくなっていると思います。 - 業界関係者でタダで手に入るから
美容雑誌の編集者や美容ブロガー、YOUTUBERなど、PR目的でさまざまなメーカーから実物をもらえる(実に羨ましい立場の)人が、未使用品や数回使ったものを出品していることがあります。
私が巡回する限り、安く出品しているケースは圧倒的に①の偽物(模造品)と思わしきものが多く、次に②の中古品ですが、中には、①と②のミックス、①と③と④のミックスといった複合的なケースも見受けられます。
例)いただきものが偽物でそれをもらったものだからと安く出品しているケースなど
(偽物とは知らなかったという口実を作るために、いただきものと嘘をついている可能性すらあります)。
購入前の注意ポイント② 出品者の取引履歴が少ない
購入前に、必ず出品者のアカウント情報をチェックしましょう。
偽物と疑わしいスキコンを出品しているアカウントは、取引履歴が0や1ケタ、さらに発送方法が未定(匿名取引以外)となっているケースがほとんどです。
これはスキコンに限らず、コピーブランド品や他の偽物商品を出品しているケースにも当てはまる共通点です。
取引件数(よい評価)は信用そのものです。それがないということは、そのアカウントには信用実績がないのです。
さらに、取引件数が0か1ケタで匿名取引していないいうことは、アカウント情報と発送元を紐付けしていない可能性を示唆しています。
偽物を扱っている自覚があり、事後のクレーム対応から逃げるために足を残さない手段、いわゆる売り逃げです。
ためしに、メルカリ便・ラクマパックに変更できますか?と質問してみるといいでしょう。返事はNOか、質問スルーされるはずです。
そうした怪しい業者に自分の個人情報が提供されることにもリスクを感じるべきです。
【2022.7.27更新】
PayPayフリマ(ヤフオク連携含む)でも、怪しいスキコンの出品者を確認しています。購入前の注意ポイントを確認して、安易に購入しないようご注意ください!(定価よりかなり安い、複数出品、画像流用、取引件数が0か1桁、複数アカウントなど共通点が見られます)この点において、PayPayフリマはアカウント情報と発送元情報の紐付けを義務化しているので、メルカリやラクマよりはリスクが低いと感じます(実際、PayPayフリマを見ると、取引履歴0や1ケタで新品で安くスキコンを出品しているアカウントは見かけません)
購入前の注意ポイント③ 商品説明がコピペ文
スキコンを激安出品しているアカウントの商品説明を読むとほとんどコピペ文です。
いくつか同様の価格帯で出品しているアカウントを比較してみてください。
別アカウントでも同じ文章を展開しているので、怪しいと思えるはずです。
百貨店カウンター購入だとか、大量に購入して余った、スキンケアを変えたので使わなくなった等々、それらしきことを書いているので惑わされないよう注意してください。
購入前の注意ポイント④ 実物画像を載せていない
スキコンの偽物らしき商品の出品画像を見ると、商品説明文同様、実物ではなく使い回されているイメージ画像が多いです。
実物写真の場合でも、1枚しかなかったり、新品で箱に入っていると、本物との見分けが困難です。
その場合は、これまで紹介した①~③の見分け方や、以下で紹介する本物との比較ポイントを参考にして安易に手出ししないよう注意してください。
怪しいスキコンの出品例(メルカリ編)
ここまでに紹介した4つの条件を満たした、怪しいメルカリ出品者の例をあげます。
下の2つの商品は(記事作成現在)メルカリで出品中で、共にスキコン330mlの新品です。
出品アカウントが異なり、発送元も東京と大阪で異なる出品者(のはず)ですが、情報を見ると同じ出品者かと思うほど情報が被っています。
「新品なのに異様に安い価格」「取引履歴0」「商品説明がコピペ文」「実物画像を載せていない」と怪しい条件に当てはまっています。
クリックで拡大できますので、赤枠で囲った部分を比較してみてください。
ラクマでも同様の出品が見られるのでご注意ください。
また、注意すべきはこうしたいかにも怪しい出品者だけではなくて、
先程も説明したとおり、偽物と知らずに購入したものが肌に合わずに中古として出品、など複合的なパターンもあるので慎重に情報収集する必要があると思います。
本物との比較ポイント① ボトル裏面の表記
ここからは、本物との比較しての見分け方を紹介していきます。
私は偽物を持っていないので、偽物と思わしきものをネット上で探して本物と比較しての紹介となります。
偽物かどうか断定することは難しくても、本物がどんなものかを知ることで偽物を避けることは可能になると思うのでご参考ください。
本物のボトル裏面下部には、「キャップ・中栓・容器」と3つ表記されているのに対し、
偽物と思わしきものには「キャップ ・中栓・シール・容器 」と4つ表記されています。
本物との比較ポイント② ボトルの印字カラー
パッケージの印字部分で比較すると、本物は深い緑色でくっきりとした印字なのに対し、
偽物と思わしきものは、比較的明るめの薄い緑色でボヤッと印字されています。
これは本物を見たことがない人には難しいかもしれませんが、並べてみるとわかりやすいですね。
外箱も偽物と思わしきものの外箱は本物よりも明るい色らしいです。
本物との比較ポイント③ ボトルキャップの質感
ここからは、本物と偽物の違いを紹介している他サイトや動画の情報になります。
本物のボトルキャップは半鏡面仕上げのように反射し縁の部分もコーティングされているのに対し、
偽物と思わしきものは、キャップがくすんでいて、ふちのコーティングがない場合があるようです。
下に本物のキャップの画像を載せておきますので比較参考してください。
本物との比較ポイント④ テクスチャーや香り
これは本物と偽物の両方を実際に使った人でなければ気づけない違いですが、
本物はしっとりとした質感なのに対し、偽物と思わしきものはパシャパシャと水っぽいテクスチャーだそうです。
また、肌につけた感じも、本物はしっとり吸い付く感じがあるのに対し、偽物と思わしきものは水をつけたのと変わらない、あっさりした感じだそうです。
香りについても、比べるとツンとした強烈な香りがあるなど、本物とは違いがあるようです。
香りやテクスチャーは文章は画像で表現できないので、店頭サンプルなどで本物を確かめてみるのをオススメします。
本物を知ってさえいれば、偽物には気づけるものです。
【まとめ】スキコンの偽物を買わない・広めないためには?
いかがでしたでしょうか?
スキコンの偽物をつかまない手っ取り早い方法は、アルビオンの店頭カウンターで買う!
これに尽きると思います。
ですが、買いに行く時間がないとか、少しでも安くフリマアプリで買いたいと思うのが本音ですよね。
その場合は、以下の条件で絞ると偽物をつかむリスクが少なく、店頭よりは少し安く購入できると思います。
よい評価の取引履歴が多数ある出品者による出品物
+アプリによる本人確認済、匿名配送が可能
+実物画像があり、この記事で紹介した偽物らしき注意点をクリアしている
+出品者自身がアルビオン店頭で購入していることが確認できる
(出品のおまけに、店頭購入でないともらえないミニサイズや試供品などがあると信憑性が高まります)
+値下げ幅が少ない(消費税分、送料分などの値引き程度)
+長期保管またはユーズド品 ※本物の定価購入品が安くなるケースはほとんどこれ
逆に、以下のような場合は避けたほうが無難です。
取引履歴が0か1ケタ、または悪い評価の多い出品者による出品物
+アプリによる本人確認ができていない、匿名配送が不可能
+実物画像がない、または画像があってもこの記事で紹介した注意点に当てはまっている
+出品者自身がアルビオン店頭で購入していることが確認できない
+新品箱入りで値下げ幅が大きい(本来、新品箱入りなら安くしなくても売れる)
ちなみに、知らない方もいるかもしれないので捕捉しておくと、
アルビオンによれば通販サイトでも偽物が出回っているとのこと。
公式通販サイトがないということは、すべてのネット通販はグレーともいえます。
購入前には本物か偽物か判断がつかないので、店頭以外では買わないという選択肢しかないといえます。
今回の記事が、薬用スキンコンディショナー エッセンシャルの偽物を掴まないためのお役に立てたら嬉しいです。
【おまけ】この記事を書いたきっかけ
私がこの記事を書こうと思った動機は、3つ。
はじめに
スキコンの偽物が出回っていることに驚き、しかも、それを知らずに購入している人がいることに驚いたから
次に
スキコンの偽物が売れていくことで、知らないうちに偽物が本物ととして広まっていることに恐怖を覚えたから
最後に
そうした中で、知らないうちにスキコンの偽物を掴んでしまった人が低評価の口コミをして、スキコンのイメージダウンにつながっていることを憂いたから
です。
化粧品には相性がありますから、本物を使って合わなかったというのならば、仕方ないと思うのですが、
偽物と知らずに使ってひどかったと口コミするのは、メーカーにとっても他のユーザーにとっても害でしかありません。
自慢できるほどではないですが、私自身、これまで国内外さまざまな(例えば海外ブランドでは、ゲラン、シャネル、ディオール、イヴサンローラン、ランコム、エスティローダー、ジバンシィ、クリニークなど、国内でもスキコンの対抗馬とされるSK-IIをはじめ有名どころのブランドの)スキンケアを試してきました。
はじめに書いた「顔が7つあっても足りない」というのは本当で、当時たくさん持っていて顔1つでは使い切れず、新商品が出れば試したいという好奇心でいっぱいだったからなんです。
美容系YOUTUBERの動画を見ると、昔自分もこうだったなぁ・・・となつかしい気持ちになり、共感しています。当時からYOUTUBEがあったら、チャレンジしていたかも笑
その中でもスキコンは他にはない魅力があり、私の人生史上最もリピート回数の多い化粧水なので、
「ぜんぜん潤いが足りない」といった口コミを見かけると、どうも首を傾げてしまうのです。。。
スキコンが気になった方、どうかこの記事を読んで、本物で試して判断してくださいね☆
※私は決してアルビオンの回し者ではありません笑 単なるファンです。