2021年1月開設!

【40代の歯列矯正】歯は抜きたくない!矯正するならマウスピース型「インビザライン」がいい!と思っていた私がワイヤー矯正+抜歯を決断するまで<前編>

2023年から、念願の歯列矯正をスタートました!

矯正歯科に通い始めて早2年が過ぎ、順調に矯正が進んでいます。
変化が目に見えて分かってきたこともあり、備忘録を兼ねて変遷を記録していくことにしました。

40代で矯正を始めたいと思っても、不安やハードルを感じて迷う方がたくさんいらっしゃると思います。

そこで今回は、40代で矯正治療を決意するまでの経緯を時系列でまとめ、みなさんの参考になるような情報を交えて綴っていきたいと思います。

目次

経緯① 「食いしばり」と「歯並びの変化」による口の中の違和感に悩む

私はもともと歯並びは良い方ではなく、やや出っ歯で下の歯並びがガタガタ。
ガミースマイルも悩みではありました。
それでも、それがチャームポイントだよと言ってくれる友人も複数いて、矯正のハードルを超えるには至りませんでした。

そんななか、30後半にして初めて歯科医から「食いしばり」を指摘された私(詳しくは下の記事をご覧ください)。
歯並びの悪さが、健康に悪影響を及ぼしていることを痛感した瞬間でした。

頭痛緩和と歯を守るためにマウスピースを勧められ作ったものの、子どもにおもちゃ扱いされて真っ二つに(汗)。
作り直した後も、頻繁につけ忘れたり、目覚めたらマウスピースを手に持っていたり(笑)、
食いしばりの力が相当すごいのかマウスピースに穴が開いたりして、再び作り直す羽目になり…。
これはなかなかに使い続けることが難しいと感じました。

また、奥歯を抜いたことで歯並びに変化が起きたのか、常に上の歯の一部が舌に接触するようになり、舌の置き場所が落ち着かないし、痛みや違和感が拭えず。
何度か歯の表面の角を丸めてもらうなどしましたが、解決しなくて悶々としていました。

「食いしばり」による頭痛と、舌が歯にあたっていつも痛い。

審美的な欲求よりも、この健康に直結する悩みが、私に歯列矯正を決意させる大きなきっかけとなっていきました。

経緯② ワイヤーを使わないマウスピース矯正「インビザライン」の存在を知る

そんなある日、ワイヤーを使わない矯正方法があるという情報を目にしました。
ここ数年ですっかりメジャーになってきたマウスピース矯正「インビザライン」です。

当時(2010年代後半)は黎明期という感じで、雨後の筍のようにインビザラインを扱う歯科が広がっていました。

ワイヤーは見た目が悪いし、痛そうだし、歯磨きも面倒くさそう…

矯正にそんなネガティブイメージばかり持っていので、今使っているマウスピースの形状で矯正ができるなんて素敵すぎない?!と俄然矯正に興味が湧きました。

食いしばりがひどいのも、歯が舌にあたるのも、歯並びが悪いせいではないか?
歯を矯正して歯並びがきれいになれば、食いしばりや舌の痛みも緩和されるのではないか?

そんな気持ちが募っていたので、やるかやらないかはさておき、まずは矯正歯科でカウンセリング(検査なし)を受けてみることにしました。

早速Googleや口コミサイトで評判の良い病院をじっくり検索。

さらに比較のために、

ワイヤー矯正とインビザラインの両方を扱う有名な矯正歯科「A」と、
インビザライン専門で評判を上げている矯正歯科「B」の2か所を同日予約しました。

経緯③ ワイヤー矯正とインビザラインの両方を扱う矯正歯科「A」でカウンセリングを受ける

最初に向かった、ワイヤー矯正とインビザラインの両方を扱う矯正歯科「A」では、
3000円を支払い30分のカウンセリングを受けました。

結論から言うと、私の歯並びは、インビザラインでの矯正は難しいことがわかりました。

指摘された内容は以下のとおり。

  • 上顎前突(上の歯が前に飛び出している。いわゆる出っ歯)
  • 過蓋咬合(上の歯が下の歯に被さり、下の歯が隠れてしまう噛み合わせ)
  • 叢生(そうせい:歯並びが凸凹)
  • 上の一部の歯が異様に大きく下に下がっていて、前後の動き(歯ぎしり)をロックしているのがネック。
  • 唇は閉じているが、顎に力が入っている(オトガイ筋の緊張による、顎に梅干しのようなシワ)。
  • マウスピースのみでの矯正は無理。ワイヤー矯正である程度整えてから、マウスピース矯正に移行することは可能。
  • 抜歯は必須。上下2本ずつ。顎が小さいので、抜かないと歯が引っ込まない。

このような指摘を受け、私は

やっぱりマウスピースはだめか…
抜歯も必須なのか…
歯抜くのは嫌だな…

と、正直がっかりしました。

先生に、「10段階評価で、矯正おすすめ度はずばりどれくらいですか?」と聞いてみました。
すると、医師からは「うーん…。4かな」と、意外にもおすすめ度は低めの回答でした。

理由を尋ねると、
「上の歯並びはガタガタしていないから、パッと見は問題ないように見える。
見た目だけを気にするのであれば、お金と時間をかけて矯正をする必要性はさほど感じない」

とのことでした。

「食いしばり」や「舌の位置」の悩みも伝えていましたが、あまり健康面を理由に推されることはありませんでした。

ちなみに、30~40代で歯列矯正する人はいるのか?年齢的に大丈夫なのか?という疑問もぶつけてみたところ、矯正できるかできないかは、年齢ではなく「歯茎と口腔状況」で判断とのことでした。
60代でも矯正する人はたくさんいるし、30代でも矯正できない人はいるということです。
歯の土台となる歯茎の健康状態は特に重要で、歯茎が健康でない人に矯正のGOサインはでないそうです。
インプラントなど埋め込みがある場合も難しいとのこと。


この医師は相当人気なようで、カウンセリング中も指示を飛ばすなど、終始忙しそうでした。
やみくもに矯正を勧めてくるわけではない姿勢をどう捉えるか。
私は、特に次回検査など背中を押されることもなくこの場を後にしました。

経緯④ インビザライン専門の矯正歯科「B」のカウンセリング結果が「A」と真逆

続いて、インビザライン専門で評判を上げている矯正歯科「B」に向かいました。

こちらは無料カウンセリングでした。

矯正歯科「A」でマウスピースは無理と言われてからのマウスピース専門矯正歯科だったので、
どんな診断結果となるか楽しみでもありました。

こちらでは、なんと、マウスピース矯正可能ですとの回答でした。
しかも、あまり歯を抜きたくないことを伝えると、「抜歯不要でも矯正できますよ」と言われました。

うーんっと唸って考えてというより、ニッコリとノープロブレム♪という感じです。

ここで、質問です。

皆さんならどうしますか!?
できれば歯を抜きたくない、
できればマウスピースで矯正したい。
それが「できる」と答えられたら…。

私は「やったー!じゃあここでインビザラインやろう♪」

…とは、なりませんでした。

詳細検査などの案内も受けましたが、
はじめにカウンセリングを受けた「A」とは真逆の診断結果に少々戸惑いつつ、その日は帰りました。

経緯⑤ 信頼に値する歯科医かどうか、入念に調査して検討する

その場で、インビザラインに心が傾かなかったのには理由があります。
それは、最初にカウンセリングを受けた、ワイヤー矯正とインビザラインの両方を扱う矯正歯科「A」の医師が、

日本矯正歯科学会 臨床指導医(旧 専門医)

だったからです!

(過去の)職業柄、事前リサーチは徹底するタイプなので、
カウンセリング先も、行ける範囲の歯科を徹底的に調査しました。

そして、口コミなどから、日本矯正歯科学会に所属している歯科医師かどうかは
矯正歯科医を選ぶ際の重要なポイントであり、さらに認定医以上の資格は必須と考えました。

ざっくりとした数値ですが、
日本矯正歯科学会に所属する会員は約7000名、
うち認定医の資格を持つ会員が約3000名、
臨床指導医(旧専門医)は、約400名
とのこと。

下記リンクより、資格をもつ医師の名簿が閲覧できます。


一方、インビザラインにも認定制度や、症例数に応じたランクがあります。

インビザライン専門矯正歯科「B」は、ダイヤモンドプロバイダーというランクを取得していましたので、
症例数はかなり多い部類でした。
もし、はじめからインビザラインで矯正したいという強い意志があれば、
こちらでGOサインをもらえたのだからと踏み込んでいたと思います。

しかし、私の場合、矯正治療を始めようと思ったきっかけが、
審美的なアプローチ以外の点でのウエイトが大きかったこともあり、
矯正治療を始めて、やはり抜歯が必要だった、かみ合わせに問題等、
なにかトラブルが起きた時に矯正歯科「B」に通うだけで解決するのかどうか不安が残りました。

そういう意味で、矯正歯科「A」のように、
ワイヤー矯正もインビザラインも二刀流で対応している矯正歯科であれば、
ワイヤーでなければ対応できないケースなども含めて包括的なアプローチを検討してくれると思いました。

それぞれの得意分野をもつ2つの矯正歯科でカウンセリングを受けたことは、
歯科選びにとても重要な経験となりました。

マウスピース矯正は難しい、抜歯が必要と判断したA医師は、なぜ私の歯を見てそう思ったのか。
逆に、マウスピース矯正可能、抜歯不要と判断したB医師は、なぜ私の歯をみてそう思ったのか。

それぞれの立場を踏まえて、見極める必要があると思ったからです。

その後、他にもオンオフでいろいろなことがあり、
次のアクションを決めかねているうちにコロナショックが発生、しばし保留状態に。

後編につづく>


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この記事を書いた人

「ハッピー!」な人生を歩むために七転び八起きする幸せクリエイター。
日々を幸せに過ごすために役立つ情報や子育ての日常を自身の経験をもとに発信しています。すべての経験は幸せに続くと信じて「ハピネスリテラシー」を向上させていきましょう☆

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